漆と金粉を使用して、割れたり欠けたりした陶磁器を修理する「金継ぎ」は、日本の伝統的な技術です。
破損した陶磁器を漆で継ぎ金や銀で上化粧して直すという日本のデザイン力を示す伝統技術で、日本で茶の湯が盛んになった室町時代に茶道の世界に始まったといわれています。
一番の特徴は、修復するだけでなく、その美的価値をもってモノの価値をも高めるということです。割れて修復した傷跡を「景色」といって、そこに美を意識した時代が、かつてはありました。
破損してしまった大切な器、陶磁器、漆器、ガラス器が蘇ります。
本講座では、さらに蒔絵で繕う技法を加えて、器に新たな魅力を添えます。漆は、本格的な本うるしをかぶれにくく改良してあります。
守山区の三洋堂書店2階で、お待ちしております。